Bioshockを見込んで揃えたインテルレジスタード・コア・トレードマーク・トゥー・デュオ・デスクトップ・プロセッサー・イー・シクスティフォー・ハンドレッド・マッシーン一式の配線を恙無く終え、発煙テストの非成功を経てさあ組み立てようとした瞬間にその意気込みはどこかへ吹き飛んだ。電源の吸気ファンがケースの内壁に密着するではないの。このままでは直径10cmを超えるファンのもつ静音特性を生かしつつ壁から吸気することとなり、我らがファンはいわば人類における地球を釣る行為と同等のレゾン・デートルに関わる挑戦に見舞われるわけだが、もちろん他者に咎められることではない。がパトロンの俺は咎めますよ。おおいに咎めるってなもんですよ。
ただちに原因の究明にあたったところ、吸気ファンはCPU用放熱ファンから吹き出た熱風を吸いつつケース内へ陰圧をかけるという目的が明らかになった。で、この機能を生かすためファンはCPUの乗ったマザーボード側を向くはずであるところ、こいつは何故正反対側の壁に向かって吸い口を広げているのか。そこで追跡調査を行った結果、電源ユニットが上下さかさまについていることが判明した。さらに微細にわたり現状を確認してみれば、螺子穴、何故かいつも文字を見るだけで法螺と読んでしまう螺子の刺さる部位、が上下さかさまに配置されていたのだった。あれ、ATXケースにATX電源だよな。最近の電源ユニットは天地反転しているのか?
ご愛用のオウルテック製アルミケースはそろそろ7年選手ともなろうとしているところだが、ついに穴を開けなきゃならんか。先代のA4コピー用紙向け段ボールケースなら選択の余地はなかったのにー。