死別や戦争、パンチラなど史実におけるただごとではない事態を題材に作られたゲームは数多く存在するが、このゲームのただごとでなさは出色だ。しかもただごとでないシチュエーションだけで超大作に見えるところもポイントが高い。ライフルと空母と核弾頭とリアルなSFXを出せば超大作という前世紀末のハリウッド映画のような風潮の押し寄せる中で、シチュエーション自体を追求したインプレッシヴィティは新鮮に映る。