同人ソング向けに女声ヴォーカルを新規録音するのはいつ頃から始まったのだろうか。個人的なところでは『鳥の詩』のアレンジで耳にしたヴォーカルを初出として記憶しているけれども、これ以前はオタク・プライドが邪魔をして使えない状態にあった覚えもある。プライドとはすなわち、お金を渡されてアニメ声・ソングを唄うことを承諾する、女の腐ったような三次元の女を使うなんて創作に対する敗北であるといった風潮に押され、というか、それ以前はSC-88Pro専用エクスクルーシヴ・メッセージを縦横無尽に使ってストリングスをヴォーカルに似せる方式しかなかったのか。あと、録音機材を持つバンド・マンとアニメ・オタク・チャンの乖離もあったのであろ。
あと文章中に「としての」を連発すると、ソフトバンク製っぽくて宜しな。