インターネットの普及により歴史好きも恩恵を受けたことは言うまでもない。そんな中、特許検索エンジンの公開でエジソンの電球やベルの電話の願書を見て喜ぶ科学史オタクの熱狂が取り沙汰されがちであるところ、戦史オタクの熱狂もそれに劣っていない。これぞ http://ci.nii.ac.jp/vol_issue/nels/AA00387631_jp.html 一次資料だ。
ここから辿れるリンクによって帝國軍の新兵器に関する書類すら閲覧できる。プロダクトのスペックは伏せても、物性や流路形状のデータを残しておく姿勢はいかにも秘密兵器というか、なんというか。例えばこの座談会を経て生まれた最新鋭のウェポンはおそらく、無尾翼メタノール、タービン、陸軍航空技術研究所、海軍航空技術廠で連想されるアレだ。アラレちゃんみたいな飛行機のアレ。
アメリカ製の歴史的な技術について公開された論文を元に歴史を討論する趣向は馴染み深いが、日本製の歴史的な技術を日本語で読む感覚は新鮮だ。こういうのドイツでは公開されていないのか? フォン・ブラウン巡航ミサイルとか。ドイツ語読めないけど。いぶ かいん ろすと
あと http://www.synapse.ne.jp/bak/kikai/introduction/granpa.html は面白い。文中のA・Pとは http://www.aptea.com/index.asp のことであろうが、創始者のホフマン某なる人名はサイトにひとっことも出てこない。あれあれぇ? おや? おやおやぁ? って何で流行ったんだっけ。