うだるような熱さの中、違う社長連とうだうだ無駄話を展開してきた。
とある雑談にて血圧が話題になった折、時代劇の室内戦闘にて頸を刎ねると動脈血が天井にびしゃびしゃ撥ねる表現を引用し導入を図ったらば、メシ時だったうえ舞台は行きつけの料理屋だったから始末が悪い。生臭いお昼御飯だねとフォローされたところで、マトン・カレーを摂り乍らドリーの去就についてうだうだ無駄話を展開するような人種と違うことを思い知ったのだ。
ところで、苦労する行為は強力なミームであることに気付いた。他人のいやがることを実行する点で魅力は高いが、このような思想に毒された人間は絶望的な情況にも苦労で対処しようとして挽回不可能な情況へ持っていくため身辺から遠ざけるべきである。ついでに言えば、こうした思想による影響はタクティシャンの仕事にとどまらず、他者のセンスを苦労して自家籠中のものとしたアーティシャンの作品にも見られる。苦労の跡とは、すなわち歪みだ。
それにしても社長の次職って何だ? コンサルか? 生きのこる兵隊は新たな陣地に着いたら真っ先に逃げ道を確保するものだというポリシーに従えば、このあたりを明確にしないと重い腰を上げる気にもならない。でもバカを主張する名札をぶらさげるのもなあ。