最後のドリームキャスト用ゲームとして名高い『アンダーディフィート』の評判を初めて耳にした。薬莢が海に落ちて飛沫を立てたり爆風で地形が吹き飛ばされたり細かなリアリティに凝った演出を推す声が主だが、この方針はまさに『The Reap』である。非現実的な未来都市に対する宇宙人の侵略を現実的に描くためリアルな描写を行う演出方針と比較するとリアリティを深める動機の立脚点としては少々地盤は緩いように感じるけれども、この中途半端さこそG.revゲームの味と言えば味。リザルト・シーンで殺傷者数を表示する点から見て明らかに意識しているが、こうした関連性についてWeb上ですら指摘されないところを見るとシューターの世代交代も進んだものであることよの。
とりあえず『The Reap』の演出で気になった、爆煙をくぐり抜けるときの挙動にカルマン渦の適用されていない件が『アンダーディフィート』でも考慮されていなかったため文句に至った次第である。
あー10年前のゲームか。