仕事の重要な一環としてキーボードに手を置いたまま昏睡する業務をこなしている。座ったまま昏睡する技は小学校から足掛け二十余年にわたり磨き上げられ熟成された技術であるが、21世紀のハイテクを自家籠中のものとした今、それは新たなステージに降り立った。
恐るべきことに、発達した人類の科学技術は昏睡した時間を全自動で計数せしめることに成功したのだ。つまり、画面上に並んだwとかsの数を観察することでディジタル・単位の経時を正確に測定できるのである。
例を挙げると、我がxsetにおけるお気に入りの引数は r rate 190 40 b off c off +dpms なので、80桁の画面幅に2行のeを発見したら最低でも6540ミリセコンド昏睡していたことになる。こうした情報は覚醒後の政治的パフォーマンスを行う上で大変な武器となり得ることは言を待たない。

ところで、部落格に仕事の内容を記録するなぞは社畜化の表れであり、ライカンスロープとして退治されても文句は言えない立場になってしまった。そうそう奥さん、玄田って名字は畜を上下に分解したものなんですって。一般に言う四ツ足よ、ご存じでした?