今までコンテンツとメディアを区別して考えてきたが、人間というメディア上に人生を記録して紙なり電波なりHTTPなり波形なり上位メディアに載せてお送りする思考が強力ではないかと考えるようになった。そんでコンテンツはどこに行ったかといえば、メディアの重層によるデータを総称したものをコンテンツと呼ぶと整合が取れるのではないか。
この思考の強力な点は、人間というメディアへの記録は創作してもよいことだ。人生は描くことが容易かつ破綻しづらいので、シニフィアンに説得力を持たせやすい。また、それを受けとる側も同様のメディアを持つことから、創作の人生は受けとる側のメディアに記録される人生との区別を困難せしめるため、自己同一化による支持を得やすい。
いやアイドル商売のことなんですけどね。