教員の家系に生を受けたお陰で、ご幼少の砌には教育学の文献を読み漁ることができどう育てられるべきか学ぶことができたが、企業の中でどう育てられるべきか学ぶには目下のところデヂケーションを確保できない。とは、ガキンコのモティヴェーションたる大人のルールを組み合わせる面白さに比類する概念がないためだ。
とは、知恵をつけた今になって人事のルールを組み合わせる教科書を読み漁ると、その陳腐さが鼻について持続しないためだ。
確かに学問の中に未来のルールは網羅されているが、どれが未来のルールになるかを定義する学問は寡聞にして覚えがない。人事が処理対象としている人選作業は、未来を含む学問の中で語られるルールに従って進められるわけだが、未来を定義するルールはこの中に入っていない。というかそのルールは学問と呼ばれていない。ようだ。