「ハンチク野郎」という、今となっては意味の咀嚼にお教養を要求される叱罵は、つまり英語でいうバスタードに相当するのであろうが少々疑問が残る。
まず、定義から言うとバスタードとはレッドネックとくろんぼの合いの子である。レッドネックがくろんぼを買うてきて、合間をみて種付けすると知らん間にボンボン増えるのがいわゆるバスタードだ。オバマ大統領の就任以来、日本語圏でもその語源は広まりつつあり、オバマ大統領はバスタードでは*ない*ことで日本の皆さんもバスタードの正しい意味をご存知になり始めている。
ほんでハンチク野郎は半畜野郎なわけだが、半分だけ蓄な野郎ということで合いの子としての意味は通じる。ただ、日本史の中で婢に種付けするシチュエーションは叱罵に残るほど頻繁にあったのだろうか? 半蓄野郎はボンボン増える存在だったのだろうか。