あまりにも怖そうで、広告を見るだけでお腹いっぱいだった『怨霊戦記』を20年来購入に至ることなく怖がっていたら、現実はもっと怖いことになっていた。
ところで、恐怖なる感情は推測を礎にしている点を踏まえるに、怖いことよりも怖そうであることのほうが感情の深奥に近いのではなかろうか。