秀才と天才の差に関する世人の判断基準は、目にみえる苦労を認識できるかどうかにあるようだ。同じ結果を出していても苦労しているように見えれば秀才、そうでなければ天才と判断される。わかりやすく表現すれば、同じグレードの賞を取っていてもハゲたおっさんは秀才、髪フサフサのおっさんは天才として形容するようだ。ただ、この例に関していえば年齢や遺伝的形質差などのサンプリング・バイアスに留意したい。
あとエコノミー・クラス・シートへ搭乗して足が浮腫んだ際、定石通り足首の屈伸運動を施し筋ポンプ作用による末梢静脈血の還流量を76倍、この数字は見るだけで笑ってしまうのだが、76倍の還流量で末梢静脈血を筋ポンプ作用により体幹部へ送り返すと、胸がワクワクしてくる。ドキドキ・ワクワクなる擬態語におけるドキドキは心拍数の亢進を示していることは明白な状況下、ワクワクは体幹部の血液量増加を描写していることにようやく気付いた。
口伝として世に流布されている血液量の変動を意図した自己血輸血によるトリップ手法とは、この感覚を得る手段を指しているのであればリスクとベネフィットは釣り合っていると考えられる。