大規模なデータを手動で閲覧対象に登録するサーヴィスだったYahooの失敗に象徴されるように、手動で写真を収集する必要のある現状のStreet Viewに面白さはない。自動で街路の風景を収集できるようになればようやく触れる価値のあるサーヴィスとなるように思われ、ゴリラ・アーム・テクノロジー引き合い記事で触れられている軍事組織の要求が一般に降りてくるまでの辛抱であると言える。ゴリラ・アーム・テクノロジー自体は人工知能・テクノロジーバイオマス・テクノロジーシンクライアント・テクノロジー、CAI・テクノロジー、家電ネットワーク・テクノロジーのように、「時代が早すぎた」の一言で流行り始め「時代が早すぎた」の一言で終わる恒例行事であるため期待できないが、動画を撮影するドローンは恒例行事ではないため、これは期待できる。
ところで、このような恒例行事も科学史の範疇なのかしら。「人類の尽きせぬ夢」としてマクロに括られるばかりで、進行中の各事象を取り上げる資料を見たことがない。総論とするには度胸の要る規模なためか?