メシの摂取を面倒がり、20時間くらい水分のみで暮らすと運動耐容能に影響を及ぼすようになる。この変化を確かめるには実質的な運動をせずとも、血糖値の低下に由来して舌がヒリヒリし始める感覚をインヂケータとして利用できるので、座ったままでもいざというときの逃げ足の速さはリアルタイムで把握できるのだ。しかし、運動能力の低下より以前に存在する、精神的な処理能力に影響を与えるレヴェルの血糖値低下を五感の入力から得られないことは問題だ。自らの出力を省みて異常な思考に陥っているかどうかで判断する他なく、この自省を忘れた途端に出力の品質を維持できなくなる。
てかそこまで行く前にジュース飲んで血糖値を回復しろよ俺。