たのに,行きつけの自動販売機から消えていたのだ。それに伴って(かど

うかは知らないが)ローソンの店頭でも「100%果実で微発泡 アップル」を見失っ
た。愛を捧げた対象の喪失がこうまで続くと,おいさん享楽主義に走っちゃう
ぞ。 2003/7/3 (Thurs.) 18:04:38 220.28.4.52 21 tmp ダータのMMOゲームな
ら何でも遊ぶぜ! との若々しく溌剌としたポリシーを基にダータのMMOゲーム・
ベータ・テストにはよく参加するのであるが,参加して8割がたは30分くらいで
アン・インストールするのであるが,最近参加した中では最長の半日を継続し
たMMO環境がある。スタンフォード製の『there』(http://there.com)だ。


概要を言えば,MMO環境であってもRPGではない,普段着のキャラクター
が活躍するテーマ・パーク風のヴァーチャル・ワールドである。服を買い漁っ
たりホヴァー・ボードで渓谷を駆け抜けたりペイント・ボールを撃ちあったり
バギーでレースしたり物理エンジンを活用してサッカーしてみたりリアル・マ
ネーで仮想・マネーを買ってみたりと,ポップな風景と合わせていかにも仮想
世界みたいな感じだ。それだけならわざわざ書くこともないのだが,驚いたの
はコンパニオンの多さである。いたるところで立ち話がなされており,その仲
介役として必ずコンパニオン(いろいろな階級があるらしいけれども具体的な
名称は失念)が存在している。加えて,お話したコンパニオンからログアウト
後に(ゲーム外)メールが届くこともしばしばだ。

この環境に我がプ
レイスタイルを当てはめて活動を行うと以下のようになる。
サイバー・観
光客として世界の景色を目に焼き付けておこう,とMMORPGでよくやるように草
原を走っていると必ずコンパニオンに呼び止められ,「何か面白いものはあり
ましたか?」とこられる。ほっといてくれよ,と思いつつも「その辺をうろうろ
してんです」と答えると必ずなにかしらの乗り物をもらえ,なにか知らないが
ホヴァー・ボードを3台,バギーを4台,ホヴァー・パックを1台持っている乗り
物長者になってしまった。

コミュニケーションの面では,妙なチャッ
ト・システムのお陰で言語の不自由なイエロー・モンキーとして当初「Buggy」
をテスター向けの単語だと勘違いして解釈していた内幕が暴露されてしまう。
単語のセパレーターとして空白を入力するたびに相手へ表示される仕組みであ
るため,勘違いを正そうとする試みにおける言い換えや歪曲表現などが本来の
役目を為さないのだ。
Buggyなんちゃら,と言われ,「Buggy? Ive not
seem any wro」と打ち込んだところでバック・スペース・キーを連打してもも
う遅いのである。勘違いに限らず他のシチュエーションでも,コンパニオンの
頭の上で「His English is not so g」がケツから消えていったりとか! ああ
もう!

というわけで,ベータ・テストでの世論調査という面もあったの
かもしれないが,コンパニオンの積極的な利用がインプレッシヴでした,とそ
ういうわけでありました。

ところで,MMO環境でリアルタイムな物理挙
動を採用し,凧揚げができるところまで行ったとかいう日本製プロジェクトが
未踏であったなあ。最終的にはこういうのを目指していたのかしらん。

ころで,スタンフォード製といえばシンキングマシンズ(http://think.com/)を思い出す
が,いつのまにか潰れていたようだ。 2003/7/6 (Sun.) 00:24:17
220.28.4