少年兵のお話ということで、元気になる薬を飲んで笑顔で突撃するシーンなどを期待しながら中心視野はテキスト・エジタ、周辺視野と聴覚はアニメ、面白い音が聞こえたらテキスト・エジタから目を上げて画面を眺めるオタク・方式で観賞する。ジャリ向けメディアたるアニメで陰惨な雰囲気を演出しセンセーショナルな影響を狙った作品であったが、同時期のポケモンのほうがセンセーショナルであったため消えてしまうに相応しいセンセーショナルっぷりであった。
というかどうして男の子ばっかりなんだ。その齢ならサラのような女の子のほうが上位スペックの兵士だろう。
フルメタル・ジャケット』の狙撃幼女は言うに及ばず、負傷兵が次々に運び込まれる輸送ヘリにフラフラ近づいてグリネードを置いてフラフラ逃げていく『地獄の黙示録』に出てきた擲弾幼女もそうだった。おう、ハリウッドでもチビッコ兵士と言えば幼女じゃないか。ちなみに、筆者はゲリラの教科書に出てくるような後者の幼女のほうが好きである。
戦闘幼女流行りの昨今、ぅゎ ょぅι゛ょ っょぃを地で行くような、新興政府の少女兵徴発によるゲリラ戦略を描いた『今、そこにいるあたい』としてリメイクを期待したい。もちろん主題歌は日本ヴィクター合唱団版の、ぶっこらせー、ぶっこらせ、ふーぎのてーきーぶっこらせ、おーとにきこえたへいかのてきし、と書くと滿洲國のテーマソングのようだ。え、微妙に時代がズレてる? いやね、おいさんあんまり見ないもんだから。ITね。インター…ネットね。