いや、こーるおぶくちゅるーの場合は映像であることを意識させるのではなく、薄暗い風景を眺めたときに意識する視野のノイズを再現しているようにも思える。このノイズはミジンコピンピンでも睫毛シェーダーでもなく、視神経に乗る熱雑音であるとする非常に眉唾な見解で広まっている事象を模しているのであろ。過覚醒症状態に陥ると中央へ収束する形状になるし。
人体のマルファンクション繋がりで思い出したが、うがいを終えて洗面台へ上体を屈めるとコロトコフ音のような規則正しいビートを耳にすることがある。うがいによる血中酸素濃度の低下で血管が拡張し、同時に生じた体位変化によりどこぞの血管が潰れているのだろうか。ご幼少のみぎり、横向きで寝ると血管の拍動音が聞こえて恐慌状態に陥るため仰向けで寝ていた思い出を喚起させる、日常の心温まるエピソードである。
視神経のノイズ繋がりで、強い光に照らされたとき視界に眼底の血管が浮き上がる現象はフレームバッファへのバンプマッピングでいけるな。硝子体由来のグレアの後処理で。というか眼球内シェーダーの機構はナイス暇潰しになりそうな気がする。今は角膜くらいしか考えられてないし。
ところで、件のゲームのグレアは絞り形状になっていることを思い出した。となると、ノイズは生体を模しているのではないのかもしれない。また逆に、何も考えていないのかもしれない。