新任地の近郊にてベルギーだかフランスだかのエンジニーア(以下園児)がフラマン語だかフランス語だかでお喋りしながら電子をぐるぐる回すマシーンを設置しているシーンを見物に行った。設置施設に開いた搬入口以外は放射線をシールドするためのコンクリで固められており,稼働直前に搬入口は埋められることを連想し乍ら閉鎖を前提とした入り口の持つニヒリズムに揺蕩いつつ飛び出した鉄筋をしげしげと眺めてきたわけだが,んっ! お昼寝拠点に最適ではないかっ!
とお昼寝拠点の確保という目下の目標を思い出した。確かに誰も来ず仕事場から歩いて数分というロケーションを考えれば最適な橋頭堡である。
しかし,ここで昼寝をしていれば真っ先にゾンビになる役は免除されるだろうが,ラスト近くで主人公に最強の兵器を渡してペプチドホルモン異常で息絶える役を与えられそうだ。

なお,『園児』という呼称と『んっ!』という感嘆詞はお気に入りである。