BattleField 2の神髄は戦争ごっこ,ブラック・ホーク・ダウンごっこなので,サージャン・サンダソンのごとくダット・サイト付きのカービンでニーリング・ショットしたりフラッグ・グリネードをスナイパーのおうちに放り込んだり飛んでくるロケットを全部アール・ピー・ジー! と呼んだりヴォイス・チャットで帝國陸軍風にギャーギャー叫んだりしていたが,どうにもお祭りの域を脱しないゲームであるため持続性が薄い。
こういうときは新作デモを漁るに限るわけで,今回はさっき登場したF.E.A.R.のシングルプレイデモを俎上に乗せた。和風な恐怖を売りにしたFPSであるが,ホラー担当は幼女であるが故に出てくるたびにとっとと殺してレイプしたくなるため恐怖は薄れてしまう。しかしながら,意外なところに恐怖は潜んでいた。敵AIである。
中庭にラペリングで降下してくるCPUに対し体勢を調えるため一旦後退する際,なんとプロキシミリティー・マイン(この誤用に関しては中黒なしで表記したいところである)を撒いて退散してしまったのだ。今までのFPSならば体勢を調えている最中でも襲撃を受ければ手持ち武器で叩き殺していたが,今回はCPUの挙動につられてFPS内の文脈で戦ってしまったわけである。精神的な敗北だ。
が,考えてみればBattleField 2におけるお祭りの熱気に毒された可能性は否定できない。年とったなあ。

ところで,古の記法ながらAIをCPUと表現する手法はナイスである。セントラル・プロセッシング・ユニットと知恵比べすんだぜ。